これまでもA3ノビにプリントしてきたが、だいたい十分にきれいで線がギザギザなんてことはなかった。
カメラも800万画素なので現行機種と比べると見劣りするけど、A3ノビまではいけるとおもっていたが、ダメなのか??
今回プリントしたものはオリジナルのJPEGファイルをPhotoshopで加工してプリントしたもの。
よくよくこれまでの工程を考えると、だいたいはRAWで撮影してJPEGに変換したものをプリントしていた。Photoshopでは加工せずに、RAWの現像段階で手を加えていた。
JPEGによる劣化??
元のJPEGファイルは、約4.6MB、Photoshop加工後は496KB。全然ファイルサイズが違う!
確かに、Photoshopで保存するときにJPEG保存オプションで画質を中に設定していた。ってかディフォルト設定。
これですっごくファイルサイズが小さくなって、Web用にはいいなぁって思っていたのだった。

が、大判プリントとなると話が違ってくるのか?
ピクセル数はオリジナルもPhotoshopで保存したものも、3504x2336と同じ。でもファイルサイズは雲田の差!
そこで2つの画像を比較するために、見る倍率を上げていく。
と、ピクセル等倍まではあまり差が見えなかったが、さらに倍率を上げていくと、その差が顕著になってきた。

上は500%で比較したもので左がオリジナル、右がPhotoShopで保存したもの。
窓枠の部分を見てもらえばわかるが、Photoshopで保存したものの方が明らかに構成単位の四角が大きく、モザイク状になっている。それに比べオリジナルはまだまだ解像感が残っているのがわかるだろう。これがファイルサイズの”差”につながっているんだろう。
L版やA4までならわからなかったかもしれないが、A3クラスになると、変にJPEG圧縮かけるとプリントに耐えれなくなってしまうことがわかった。ファイルサイズ分のポテンシャルが秘められているってことか。
雑誌などで、ピクセル等倍でみるとどうのこうのと書いてある記事があっても、誰がそんなん気にするかい?って思っていましたが、大判プリントの際は、気をつけないといけないことを体感しました。