先日、エプソンからプロセレクション用のプリンター向けに”ImagingWorkShop”というプリントソフトが公開されました。(
http://www.epson.jp/katsuyou/iws/)このソフトは写真管理、現像(各種RAW対応)、簡単なレタッチ、そしてカラーマネジメント対応したプリントと、一連の流れが1本のソフトでできるものです。AdobeのLightRoomみたいなものでしょうか。以前は3万円で売っていたものを無償公開したものです。太っ腹!ですね。
カラーマネジメント対応したプリントだけなら以前からPhotoShopプラグインが公開されていましたが、ImagingWorkShopはそれらも統合したトータルなワークフローを実現しています。
僕のカメラはキヤノン製ですが、ImagingWorkShopでもキヤノンのRAW現像対応しているので現像できます。
が、やはり純正のDigital Photo Professionalで現像して整えてからJPEG変換したものを、ImagingWorkShopに取り込んでいます。PhotoShopには及びませんが簡単なレタッチができるので、映像素子のゴミの映り込みやトリミングなどは役にたっています。もちろんPhotoShopも持っているのでPhotoShopでやればいいのですが、ImagingWorkShopだとJPEG画像を加工するのでなく、加工は別データとしてXML保管され印刷時に適用されるかたちになっています。ですので、元画像の劣化が無いことが特徴です。これはうれしい機能です。
さすが3万円で売っていただけあって良くできています。PhotoShopなどなくてもこれ1本でもかなりいけそうな気がします。それがフリーなので大歓迎です!惜しむらくは、エプソン製プリンターといってもプロセレクションシリーズだけに対応なので、普通のA4プリンターユーザーは使えません。使えないといっても印刷できないだけで、それ以外の機能は使えるので無駄ではありませんが、やっぱりカラーマネジメント対応したプリントできないのは残念ですね。
プロセレクションユーザーはぜひ、使ってみてもらいたいソフトです。