デジカメでLOMO風に(5)

お天気も回復してきたので改造したLENS IN A CAPを付けて撮影に出かけました。絞りはすべてF8です。









  


Posted by けむまき. at 2009年04月05日16:40

デジカメでLOMO風に(4)

では、実際どう撮れたかです。
F5.6でも周辺光量落ちは確認できますが、明確なトンネル効果を期待するならF8です。それ以上になると本当にトンネルから撮ったみたいになり強すぎかもしれません。
が、LENS IN A CAPのゆるい描写に加え、トンネル効果で、まさにトイカメみたいな写りになりました。

作例1
F5.6
F8
F16


作例2
F5.6
F8
F16  


Posted by けむまき. at 2009年04月05日16:29

デジカメでLOMO風に(3)

その後、どのくらいの内径がぴったりなのかを探るべくホームセンターへ出かけ数種類のワッシャーを購入してきました。

3M、4M、5M、6Mの4種類を購入。1っ個1~2円


そして取り付け方法も、セロテープでなく両面テープを用いることですっきりきれいに貼ることができることを発見しました。

両面テープにワッシャーを乗せます。

真ん中の穴をカッターで丁寧にくりぬきます。

ワッシャーのかたちに沿って周りも切り取ります。


数パターン作成しました。


両面テープで貼ればOK。最初のセロテープのものよりずいぶんすっきりしました。

これで何パターンか試しましたが、4Mでは開放F5.6でも暗すぎみたいで、APS-Hサイズの1Dには最初に試した5Mで行くことにしました。
きれいに周辺光量落ちが発生するようにワッシャーの位置は調整しなければいけません。右や左にずれてたり、上下にずれてたりするときれいな写真になりません。これも両面テープで貼っているおかげで、手で微調整ができます!最初からボンドとかでくっつけてしまったら微調整もできないし、LENS IN A CAPを元に戻せなくなりますから。

次はいよいよどんな写りか?です。  


Posted by けむまき. at 2009年04月05日16:16

デジカメでLOMO風に(2)

周辺光量落ちを起こすには、ケラレを起こせばいいはずです。
APS-C用レンズをAPS-Hや35mmフルサイズに付けると四隅が暗くなってけられます。これをもっと大げさにしてあげれば周辺光量落ち=トンネル効果が出るはずです。LENS IN A CAPの後玉を塞いで光量を少なくすれば再現できると考えました。


LENS IN A CAPの後玉の直径は2cmくらいこれをうまく塞ぐために、最初は黒い画用紙を用いました。画用紙にパンチに穴を空け、画用紙をセロテープで後玉に貼ります。さっそくこれで試し撮りをすると、は~ん、いい感じに光量が落ちています。しかし、紙なのできれいに後玉がふさがりません。次に試したのが、フィルムケースのフタ。柔らかい素材なのでこれもパンチで簡単に穴が空きます。紙と違ってある程度しっかりしているので、後玉もふさがります。しかしセロテープでは安定して貼れません。

う~~~んとうなっていて、ふとひらめいたのが、ワッシャーです。さっそく、バイク倉庫に行き、LENS IN A CAPの後玉に合いそうなM5x12mm(外径12mm内径5mm)のやつを合わせてみると、おう!ぴったりいい感じ!

とりあえず、そのままセロテープで貼り付けて試し撮りをすると、開放F5.6では少しのトンネル効果ですが、一つ絞ったF8では、くっきりトンネル効果が出てすごくいい感じです。お、この線でいけると確信しました。





  


Posted by けむまき. at 2009年04月05日16:05

デジカメでLOMO風に(1)

トイカメブームです。
ゆるい柔らかい描写、ピントの緩さ、そして周辺光量落ちのトンネル効果。こういった今のカメラとは真逆の特徴を持つトイカメは、現在の画素数の多さ、シャープな描写、手ぶれ補正などのカメラとは一線を画しています。
そしてその代表格であるLOMOなどは、当然銀塩フィルムカメラで、どう写るかわからないのを楽しむにしてもフィルムなので、デジカメみたいに枚数を気にせず撮影することは簡単ではありません。
こういったゆるいトイカメ的な使い方こそデジカメ向きです。枚数気にせず思いつくままバシバシ撮っていく。でも、デジカメでトイカメラ風のものは少ないのが現状です。

トイカメラ風デジカメ、トイデジですが、代表は数年前に発売されていたトミーのXioStyleです。このデジカメは500万画素と十分な画素数を持っていて、そのくせ、スティック状の形状で小さくいつも携帯できます。ホワイトバランスが微妙に変で、普通にきれいには撮れません。これこそがトイデジと言われる所以で、オークションで高値で売買されています。僕も以前、オークションでゲットして数ヶ月使っていましたが、確かに面白いカメラでした。


Xiaostyle なかなかおしゃれです。



Xiastyleで撮ったもの。不思議なホワイトバランスと全くシャープでないゆるい描写が特徴です。

XioStyle以外のトイデジも最近はいろいろ出てきていますが、どれもXioStyleほどではなく、画素数が20万画素ほどしかなかったり、本当におもちゃみたくチープだったり、いまいち触手がのびません。
また、最近では、デジタル一眼でも、多様な撮影モードを装備した機種も出てきていて、トイカメモードや荒れた白黒モードなど個性的な絵柄が楽しめます。とはいっても、デジタル処理ってところがやっぱり気に食いません。カメラにそういったモードが装備されていなくても、撮影後にPhotoShopで加工すればいいだけです。やっぱり、撮ったときにLOMO風に写ってくれて欲しいものです。

幸いにして、チープなプラスティックレンズを装備した、LENS IN A CAPというものを以前から購入していてゆるいトイカメ風の絵柄を楽しんでいました。描写はまさにトイカメ風のゆるさ。でも周辺光量落ちはなく、もう一つってとこでした。これを何とか改造してトンネル効果を出せるようにならないか挑戦してました。

  


Posted by けむまき. at 2009年04月05日15:48